『星の王子さま』第5~6章 バオバブの木と日の入り




こんにちは、育児真っ最中のえりえりです!

 

今日は第5~6章についてのお話をしてみたいと思います。

 

第5章ですが、王子さまは、羊が低木を食べるかどうかが気になるようです。バオバブについても述べています。

 

「羊が低木を食べるって、本当なんでしょう?」

「羊はバオバブも食べるんだね」

 

ですが、バオバブは低木ではなく大きな木です。

 

「バオバブでも、大きくなる前は、小さいんだよね」

 

王子さまは小さなバオバブを羊が食べることを望んでいるようです。何か理由があるのですね。羊がバオバブを食べてくれると、何か好都合なことがあるようです。この第5章では、まだ明確にされていませんが、薔薇の木が少しだけ登場します。なにか関係がありそうです。

 

バオバブという木は、放っておくとどんどん増えるそうで、増えすぎると王子さまの小さな星は破滅してしまうのです。王子さまの小さな星が破滅しないためにも、羊にはどんどんバオバブを食べてもらいたいのでしょうね。

 

そして、第6章は日の入りのお話。

 

王子さまは日の入りを見るのが好きなのだそうです。

 

「ぼく、日の入りが大好きなんだ。日の入りを見に行こうよ…」

 

え?と思いますよね。普通なら、日が沈むのを待ちます。ですが、王子さまの星はそれはそれはとても小さく、歩いてすぐに一周できてしまうのです。ですから、王子さまはいつでも好きな時に好きなだけ日の入りを見られるのですね。なんとも羨ましい!

 

そして、王子さまはこう付け加えます。

 

「ねえ…ひどく悲しいときには、日の入りが好きになるものでしょう…」

 

子どもなのにと言っては失礼かもしれませんが、すごくセンチメンタルですよね。そんな繊細な心を持っているのか~と驚いてしまいます。ですが、人は生まれたときから悲しみを知っているものなのかもしれませんよ。

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我が家の三歳児は、先日、こんなことを言ってました。お布団に入り、寝かしつける時間、「ぼく、なんだか悲しくなっちゃった。ママ、悲しいよ~。」と。私は一瞬固まってしまいました。言葉がすらすらと川の流れのように出てくるおしゃべりな次男のことだから、表現が豊かなのは親として成長を感じる喜びであり、楽しみであります。ですが、「え?悲しいって…どういうこと?」と思ってしまいました。何かを思い出したのか、急にそんな気持ちになったのかよくわかりません。とにかく、自分の気持ちを表出したかったようです。言葉で表す次男に関心してしまいました。あ、もちろん慰めてぎゅっとしてあげましたけどね。

 

おぎゃあと生まれた瞬間から、いや、ともするとお母さんのお腹の中にいるときから、人は喜びや悲しみを感じているのかもしれないですね。それを表すことができるかどうか。年齢を重ねていくと、だんだんと出来るようになります。声や、態度や、言葉で。我が家の長男は小さいときから態度で示してくれたのですが、新米ママの私にはそれが理解出来なくてよく苦しみました。だって、ぽんぽんとモノを投げてくるのですもの。ときには、家庭内暴力かというほど、おもちゃや時計や服や、ありとあらゆるものを投げつけてきました。ときには階段のうえから、ときには2階の窓から外へ向けて。これも、彼なりの必死のアピールだったことに、後々気づきます。その話はまた後程。

話は戻りますが、王子さまは、

 

「ある日、ぼくは四十四回も日が沈むのを見たよ」

 

と「ぼく」に教えてくれました。先ほどの論理からすると、よほど王子さまは何か悲しいことがあったに違いません。ですが、「ぼく」がそう指摘しても、王子さまは何も答えませんでした。まだ幼い王子さまですが、何も答えたくないときがあるのですね。すぐには返事をできない王子さまでしたが、『星の王子さま』を読み進めていくと、少しずつ、王子さまの悲しみの原因が解明されていきます。

 

それでは、次は薔薇の木のお話をしていきましょう。そう、王子さまが気にかけていたあの薔薇の木です。

 

引用元 『星の王子さま』アントワーヌ・ド=サンテグジュペリ 小島敏明訳 第三書房

 



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